幕張海浜こども園 保育の方針と目標

名誉園長メッセージ

名誉園長 堀口昭子
名誉園長 堀口昭子
(1928-2018)

地域の陳情があって、この幕張に保育園を開設してほしいと千葉県よりお電話いただいたのは、1974(昭和49)年か1975(昭和50)年のことだったでしょうか。
それは社会福祉法人愛の園福祉会を設立して、最初の保育園であるマリヤ保育園(八千代市米本)を開設して6年目のことでした。
幕張にも団地が造成されると聞いていた前理事長 堀口 勇は、その10年程前に第二の保育園設置計画書を千葉県に提出し、その計画が実現されるように祈りを深めていました。
しかし、私どもは多忙な毎日が過ぎる中にそのことを忘れて夢中に過ごしていたのです。

千葉県から要請のご連絡を受けたとき、前理事長は「グッドニュース!!、私たちの祈りを神様が忘れないでいて下さった!!」と歓喜しました。
その頃は、まだ幕張本郷駅もなかった頃でした。海を埋め立てて造成されたことを忘れないようにとのことから、竣工した園を「幕張海浜保育園」と銘名しスタートしたのが1976(昭和51)年。
千葉市から多額の補助金が交付され、幼な子の遊び場、生活と保育の場が確保されたことは深い感謝でした。
広い園庭の隣には幕張西小学校があり、たくさんの公団住宅もあり、1981(昭和56)年10月には幕張本郷駅ができ、1989(平成元)年には10分ほどの距離に幕張メッセがオープンするなど周辺環境は大きく変わりましたが、開園2年目にスタートしたOB会、保護者会の温かい熱心な支援の中で夏の園庭キャンプも盛大に行われ、又小学生が学校帰りに懐かしい保育園、大好きな先生方に顔を見せてくれる中で自然発生的に生まれた学童保育が行われるなど、保護者会の皆さんに温かく見守られ、支えられて幕張海浜保育園があります。
秋空の運動会にこだまする子供たちの鼓隊の美しいメロディーと演技、キリスト教主義の保育内容に裏打ちされたクリスマスも本格的なクリスマス降誕劇、年度末の保育総合発表会は、お預かりする大切なお子様の可愛い成長ぶりと自立度を確認する何よりの機会ともなっています。

「幼な子を愛し、幼な子とともに」をモットーに、全職員の情熱と愛が注がれている園、「幼な子の我に来るを拒むな、天国はかくの如きものなり」と仰ったイエス・キリストのみ言葉が創立の心であり、朝夕に子供たちの祈りと賛美の声が明るくこだましています。園長、保育士が一つとなって創立の心を深く理解し、心低く子供たちの心に寄り添い、仕える園でありたいと願っています。

保育の目標

保育の方針を実践に移すことにより、良い性格の人間を育てます。

  1. 1 主体性のある子ども 自立心・自律心・自主性・責任感
  2. 2 社会性のある子ども 協調性・連帯感・友情
  3. 3 創造性のある子ども 興味・関心・好奇心・集中力・冒険心・実行力

私どもは、良い子とは良い性格の持ち主であると信じています。
そして、良い性格の持ち主は必ず、頭の良い、賢い人間として大成します。